異人館は1867(慶応3)年に建てられた古い建物だけど、トイレは最新のものとなっています。
異人館とは旧鹿児島紡績所技師館のことで、紡績所の技術指導にあたったイギリス人技師の宿舎として建てられました。
それから153年、管理棟とトイレが新しくなって、快適な用足しができるようになりました。
「新品のトイレだと汚れが気になってねえ」とトイレ掃除をしながらスタッフのOさんが楽しそうに話してくれました。
ここでも、コロナの影響で来館者は減っているようです。
3日前に通り過ぎていった台風の影響なのか、予約が入っていた新幹線を使っての修学旅行がキャンセルになったとかで、館内はひっそりと工事関係の人だけが忙しそうにしていました。
今年は管理棟とトイレが新しくなり、この他にも建物周りの改修工事が進められています。
保存するものは大事に保存して、バリアフリーのトイレなど時代に合わせて変えていくっていいですね。
ところで、先日の台風では新しい管理棟にバンバン雨が吹き込んだそう。
「次に台風がきたら土のう袋で雨の侵入を防がないとね」
新しい建物が出来てはじめての台風だったので、この状況は予想できなかったようです。
2020年9月9月、当社が管理する異人館様の現在のようすをお伝えしました。
写真1枚目:新しく出来た管理棟とトイレ
写真2枚目:異人館全景