梅雨入りしてからいっこうにまとまった雨が降る気配もなく、このまま梅雨が明けても、それはそれで困るなあと思っていたら、昨日から大雨で、鹿児島市内では避難勧告が発令された。
2019年7月2日、その中を、鹿児島市内から南大隅町の温泉宿泊施設「ネッピー館」まで車を走らせました。
新入社員研修です。待っていたのは5月に入社した溝口さん。館内清掃をしてもらっています。
入社してそろそろ2ヶ月になるので、手順はもう覚えました。今は、キレイに早くを心がけています。
ただ、どんな仕事でも、必ず通常業務と異なるイレギュラーな対応が発生します。
そうなると、計画どおりに仕事は進みません。
たとえば、お客様の都合による急な人数の変更や、機械の故障、事故の発生など。
館内清掃の場合は、お客様が”モノをなくした”対応があります。メガネをなくしたとか、車のカギをなくしたとか。
最近では、ロッカーのカギをなくした騒動がありました。
なくされたのは女性のお客様。きくと浴槽の中に落としたかもしれないとのこと。
男性の館長と副館長は手を出せません。
これが逆で、なくしたのが男性であれば、男性スタッフに女性スタッフも一緒になって男性浴場を探すことが出来るけど、女性浴場の場合はそうはいきません。
館内清掃の女性スタッフ一人で、大浴場や露天風呂に歩行浴。足でさぐり、手でさぐりしていても、それは大変です。
人海戦術しかありません。女性スタッフ全員集合の号令がかけられました。
フロント、客室清掃、ホール、キッチンの女性スタッフが集まったところで、「あったー」
ロッカーのカギをなくした本人が、上着に引っかかってましたと申し訳なさそうにカギを手にしていたそうです。
上着のどこに、どうなって引っかかっていたのか想像できませんが、そんな事件がありました。
で、新入社員研修は、館内清掃の仕事はキレイにすることですが、大きな意味での仕事とは、「お客様の困っていることを解決すること」、である。といった事の話もまじえながら進めていきました。