朝起きて何とは無しにテレビを点けると、北海道で震度6強を観測する地震があったことを現地の映像を交えて報じていた。
防災週間に起きた地震。つい2日前の台風では、車が吹き飛ばされ、空港は冠水し近畿を中心に大きな被害をもたらした。
はからずも防災週間中に発生した2件の災害が、防災についての認識を深めることになった。
今日(2018年9月6日)は、職場巡回で4つの現場を訪問した。
1件目は、鹿屋医療センター様から委託を受けている清掃業務のスタッフのところに行く。
責任者の原口さんは18名のスタッフと共に働いています。
責任者として14年やってこられたのは、誰にたいしても如才(じょさい)なく振る舞えるからでしょうか。
とは、本人のクチから出たもの。
昨今、スポーツ界でパワハラ問題が噴出している。
体操のトップ選手が協会幹部のパワハラを告発し、女子レスリング界では名コーチとして知られる強化本部長が告発を受けた。
パワハラなのか指導なのか。この狭間(はざま)で悩んでいるのが先の原口さん。
その人に合わせた指導方法を模索しているようです。
2件目は、同じ建物の設備管理を行っているスタッフの部屋を訪ねました。
どうしても話題は今朝の北海道地震のことになります。
北海道内のすべての火力発電所が停止し、道内全域の約295万戸が停電しているようです。
復旧のめどは立たず異常事態に直面した場面で何をどう判断しどのように行動するか。
24時間、365日稼働している病院の設備を管理するスタッフの気苦労は絶えません。
3件目は、日本政策金融公庫鹿屋支店様で清掃スタッフの山本さんと会いました。
入社した時に小学1年だったお子様は中学1年になりました。
子育てに仕事、充実した6年だったようです。
「まだまだ頑張りますよ」って生き生きした表情に充実ぶりが表れているようです。
最後に、鹿児島銀行鹿屋支店様で清掃スタッフの徳満さんと会いました。
すでに、二人のお子様は親元を離れて学校に通っています。
子育てと仕事の充実から、今は畑と仕事の充実に変わりました。
畑を持っていて、仕事のあいまにお米や野菜を育て、それをいただだく。
「色黒で恥ずかしい」って顔をほころばせて笑う姿に充実した生活が表れているようです。
鹿屋から本社のある鹿児島市に帰る途中に載った乗ったフェリーのテレビでは、今朝の地震のことが続いていた。
そのとき、ビルメンテナンス業が果たすべき役割とは何か・・・。
考えさせられる日であった。