2017年4月24日(月)ストリートピアノとは、使われなくなった古いピアノを調律し、装飾をほどこされて路上に置かれたものです。
日本で最初のストリートピアノは、鹿児島中央駅一番街商店街のアエールプラザ前に置かれました。
その場所で、清掃作業を担当するスタッフに会いに行きました。
約束の時間すこし前にいくと、リュックサックを手にしたスタッフの前川さんがいました。
「どうかしました?」
「交番に届けに行こうと思って、これ。」
先ほどまでピアノを弾いていた方のモノでしょうか。
演奏に夢中になったのか、リュックサックを忘れたようです。
ピアノの音が止(や)んだそこにはリュックだけが残されていました。
ピアノは、住民の方はもちろんのこと、スーツケースを引いた旅行者らしき人も弾いていくようです。
「ピアノの音に合わせて調子よく掃除ができる日は気持ちいいね」
「下手な人もいるでしょう?」
「たまにいますよ、(音を)はずす人。調子狂うけど、それもまた楽しい」
と清掃作業を楽しんでいる様子の前川さんは、交番に向かいました。