清掃作業従事者研修に同行しました。
従事者研修は毎年1回清掃スタッフ全員(150名)が受けるもので、社内の指導者4名が分担して実施します。
指導者は誰でもいいわけではなく、ビルクリーニング技能検定1級の資格を有するものなど厳しい条件があり、指定の講習会を終了したものに限ります。
今日(2020年9月16日)の指導者は二川翔太。
指導先は、鹿児島市内から車で60分ほど走ったところにある、国分山形屋様(百貨店)と鹿児島銀行国分支店様に勤務する清掃スタッフです。
研修では、清掃道具の正しい使い方や、洗剤の使い方、安全および衛生、ゴミ廃棄物処理などを学びます。
仕事に慣れてくると、基本を忘れがちになりますが、1年に1回基本に立ち返り、学ぶべきことは学び、清掃技術を高め、さらなる品質向上を目指してください。
「入社したての頃は要領が悪くてね、一日の仕事が終わる頃はクタクタ。でも、今は充実してる。仕事が終わったら明日も頑張ろう、って気持ちになる」
生き生きした目で、そう話してくれました。
「明日も頑張ろう、明日も頑張ろう、って気づいたら70歳よ」
明日も頑張ってくださいね。
(湯ノ口隆洋)
月別アーカイブ: 2020年9月
ブログ更新 (職場巡回:アートホテル鹿児島様)
お客様が激減したホテルは新型コロナウイルスの影響をもろに受けた業種の一つでしょう。
当社が機械設備や電気設備を管理している「アートホテル鹿児島」様も、この夏は、多くの海外からのお客様やスポーツ合宿のお客様で賑わっているはずでした。
2020年9月14日、ホテルの設備管理室をたずねました。
なにか、いい香りがする。
油のニオイとか汗のニオイがしていそうな部屋だけど不思議といい香りが漂っている。
当社スタッフのMさんとOさんは、「リネンの柔軟剤かなあ」という程度で気にもしていないふう。
ところで「新型コロナウイルスで環境が大きく変わりましたね?」
「新型コロナウイルスの感染拡大の防止に取組みながら快適な環境でお客様をお迎えする。そして、ホテルスタッフの一員として、設備管理を任された芙蓉商事の社員として、やるべき事をしっかりやる」
それだけですよと、力強く話してくれました。
こまめな手洗いにマスク着用、自身の健康管理をしっかりと、あわせて建物管理もよろしくお願いいたします。
と、部屋を出たところで「やっぱり香りが気になる」
「ドルチェ&ガッバーナの香水のせいだよ」(瑛人)
って歌のせいかな。
ブログ更新 (異人館様)
異人館は1867(慶応3)年に建てられた古い建物だけど、トイレは最新のものとなっています。
異人館とは旧鹿児島紡績所技師館のことで、紡績所の技術指導にあたったイギリス人技師の宿舎として建てられました。
それから153年、管理棟とトイレが新しくなって、快適な用足しができるようになりました。
「新品のトイレだと汚れが気になってねえ」とトイレ掃除をしながらスタッフのOさんが楽しそうに話してくれました。
ここでも、コロナの影響で来館者は減っているようです。
3日前に通り過ぎていった台風の影響なのか、予約が入っていた新幹線を使っての修学旅行がキャンセルになったとかで、館内はひっそりと工事関係の人だけが忙しそうにしていました。
今年は管理棟とトイレが新しくなり、この他にも建物周りの改修工事が進められています。
保存するものは大事に保存して、バリアフリーのトイレなど時代に合わせて変えていくっていいですね。
ところで、先日の台風では新しい管理棟にバンバン雨が吹き込んだそう。
「次に台風がきたら土のう袋で雨の侵入を防がないとね」
新しい建物が出来てはじめての台風だったので、この状況は予想できなかったようです。
2020年9月9月、当社が管理する異人館様の現在のようすをお伝えしました。
写真1枚目:新しく出来た管理棟とトイレ
写真2枚目:異人館全景
ブログ更新 (追伸:玉里邸庭園様)
台風10号の接近にともない最大級の警戒を呼びかけたこともあり、九州や中国四国で20万人を超す方々が避難したようです。
台風が通り過ぎた昨日から被害の状況が見えてきましたが、今朝の新聞も1面トップから被害状況を伝えていました。
新聞1面から目を通していき地方面に移ると「えっ」
「玉里邸庭園シンボル樹折れる」(南日本新聞2020年9月8日)
って、ここは4日前に職場巡回で訪れて「台風が過ぎたあとは折れた小枝とかの片付けが大変ですね」とスタッフと話していたところ。
樹齢180年を誇る庭園の象徴「タイサンボク」が折れたとは驚きです。
「180年前だと西郷隆盛が12歳の頃か」
とその時代のことを想像し、折れたことを伝える新聞記事と写真を見ながら「無常観」というものを感じました。
現在は新型コロナウイルスで世の中が一変しています。
ブラジルでは、大統領が新型コロナウイルスは「ただの風邪」だと軽く見ていたのが良くなかったのか、7日現在の感染者数は400万人を突破し、アメリカに次ぐ世界で2番目に多い12万6000人の方が亡くなっています。
アメリカの死亡者数18万8000人。日本1363人。韓国336人。
明日は明日の風が吹くというが、強風が吹き荒ても大丈夫なように準備を日頃からしておきたいと思います。
写真1、9月4日、台風前のタイサンボク(奥の茶室左側樹木)
写真2、9月8日、被害を伝える新聞記事
ブログ更新 (職場巡回:玉里邸庭園様)
進路予想では、鹿児島に向かってきている台風10号。
1959年に死者・行方不明者5,000人を超える犠牲者をだした「伊勢湾台風」なみの勢力で近づく可能性があると今朝(2020年9月4日)の報道で注意をうながしていた。
午前10時「旧島津氏玉里邸庭園」様にいきました。
当社のスタッフが庭園を管理しています。
管理といっても国の名勝に指定されている文化財なので、勝手に枝でも切り落とそうものなら大変なことになるので、もっぱら落ち葉拾いになります。
ホウキで落ち葉や枝を掃き集めて廻るのですが、この季節は葉っぱについてる「茶毒蛾(チャドクガ)」に注意が必要です。
茶毒蛾をやっつけるスプレーを携帯して廻ります。
「昨年、飛んできた茶毒蛾の毛が皮膚に刺さったらしくて痛い目にあったよ」
とは、スタッフのMさん。
殺虫剤で殺しても毒毛が風に吹かれて飛んでくるので、見つけたら固めて殺します。
携帯しているスプレーは、一般的な殺虫剤ではなく、固めて殺すスプレーです。
体調は2センチ位ですが、その小さな体に50万本も微細な毒針を持っているというので恐るべし毛虫です。
話の途中、予約キャンセルの電話が入りました。
入園料は無料なのですが、茶室使用は有料となっており、そのキャンセルです。
その日は、台風10号が最も接近する予報となっているのでしかたありません。
被害がどれほどのものになるかは想像できませんが、台風が去ったあと、落ち葉拾いや、折れた枝の片付けに、追われるスタッフの姿は、ありありと目に浮かびます。