2020年3月10日、本社で新入社員研修を行いました。
参加したのは、先月入社した親子ほどの年齢差がある受付案内業務と病院清掃に従事する女性2人です。
「働くってどういうことでしょう」
これが研修最初のテーマ。
「以前の職場で、『はた(他者)をラク(楽)にすること』って学んだことがあります」
たしかに、私たちは誰かの働きがあって楽をさせてもらっているし、一人では満足に食事も取れないでしょう。
今朝、食卓に並んだ数々の品は、我が家で栽培した野菜でもなければ、飼育したニワトリの卵でもない。
誰かが野菜を育て、市場へ運び、店頭に並べ、家族の者が買ってきて料理したものである。
私はそれを口に運ぶだけ。
こうして、今、新入社員研修をしていられるのも、社員の皆様の働きがあるからこそである。
仕事とは他者を楽にするもので、自分が楽をしたいと思うのは身勝手すぎるだろう。
ラクな人生がないようにラクな仕事もない。
私たちは、衣食住その他もろもろ誰かの働きで楽をさせてもらっている。
同じように、私たちも働いて他者をラクにするのが、世の中の道理というものだろう。
(働いて収入を得ることで)家族も楽させたいしね。
働いていると、苦しくなることがあります。
腰が痛い、肩が痛い、目が痛い。人間関係で悩む。トラブルを抱える。
いろんなことがあるけれど、苦楽を共にしながら、頑張ろう。
「苦あれば楽あり」ってね。