2018年5月16日、当社が運転する鹿児島市の南部清掃工場(ごみ焼却施設)様にいきました。
ちょうど、休炉作業中ということで、上着を借りてヘルメットを付けて中を見学させてもらいました。
休炉の”炉”、ここでは焼却炉のことです。
炉の中は四方を煉瓦(レンガ)で囲まれていて、休炉(火は止められている)とはいえ熱を持っていて、うっかりするとヘルメットが溶けてたなんてこともあります。
炉の中での作業は遠赤外線グリルで焼かれているようなもので、作業が終わってもポカポカ。いつまでたってもポッカポカ。
ピザを焼く釜に頭を突っ込んで、こびりついた灰やら異物やらを取り除く作業をイメージしてもらうと、その大変さが分かると思います。
ダイオキシンや熱から体を守るための防塵マスクと保護衣、保護手袋、保護靴を着けて炉の中の清掃作業が始まります。
“燃えるゴミ”の焼却炉の清掃で手を焼くのは“燃えないゴミ”の除去。
「守ってほしいと思いますよゴミの分別」
とスタッフの声。
「分別しなくても問題ないでしょ。別にー。」
とは捨てる側の声。おそらく。
でも、代わりに誰かがその分別作業をやってることは知っててほしい。
作業中、一人ひとりはホースにつながれていて、そこから空気が送られます。
体を冷やすための空気と呼吸するための空気。
吸って吐いての吸うための空気はホースから送られて、吐いた空気はマスクから排出されます。
1回の作業は30分。
サウナの中でジッと我慢の30分もキツイけど、ガガガ、ダダダの機械(はつりハンマー)を持っての30分は訳が違う。
これを1日3セット。1週間続きます。
いつもは冗談言ったりしてるけど“やる時はやるんだ俺たちは”という誇りみたいなものをホコリまみれの顔が物語っていました。
ただ、暑さのこともあるので無理はせず、無理はさせずにお互いに、お互い注意を払いましょう。